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第145回『まちむら興し塾』 2017年7月19日 |
テーマ
NPO法人ふれあいまちむら興し塾2017年度事業検討 |
進行 NPO法人ふれあいまちむら興し塾専務理事 長坂克巳 |
『まちむら興し塾』当日風景・参加者写真 |
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こNPO法人ふれあいまちむら興し塾2017年度事業検討経緯 |
第1回 検討会 |
2017年6月8日 19:00~ |
学生の皆さんは、NPOの役割・事業内容をはじめ、旅行業界の概要・宿泊
業界を含めて、地域振興の現状・課題の知識も経験もほとんど無い。
そんな中で「事業を決める」という問題定義をされても、何を、どこから探し
だせば良いのかという手かがりすらおぼつかない状態での模索が始まった。
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Step1 取り組みたい事業は何か |
◇ ⇒ 目安となりそうなテーマを資料として参考までに配付 |
○ 旅行商品作り |
○ 収獲体験だけでなく、種まきも含めて、農業がわかるような経験したい |
交通費がかかるので近場、そして長時間は厳しい |
○ インターシップ |
■ 第1回目のまとめ |
◆ 話は始まったが、対象とするジャンルが大過ぎ、広過ぎて絞り込めなず、
結論として、一番取り組みやすい『グリーンツーリズム』に絞り込んで
検討したらどうかと提案した結果、同意が得られ、第1回検討会は終了。 |
● できるだけ早い時期に検討会を開催することを確認 |
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リ第1回検討会 参加者
朝山さん、松井さん、金谷さん、吉田さん、佐藤さん、長坂
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◆ 何ができるか可能性を探る |
1.情報収集して、プログ、SNSで発信 |
1)旅行業界・ホテル業界・追記活性化事業
2)各地訪問隠れた名所・銘産品・グルメ紹介
3)インターシップ先紹介
ホテル・旅館、プライダル、サービス企業との連携、条件交渉
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2.おもてなし・サービス |
マニュアル作り&研修会 |
3.都内・近隣地区での交流体験とお手伝い
応援地区産品販売・新商品スイーツ作り教室など開催 |
4.旅行商品企画 |
5.インターシップ |
6.現地ボランティア活動 |
皆さんが興味を持って、
ある程度の時間を裂いてでも、
取り組もうという事業を!! |
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第2回 検討会 |
2017年6月26日 |
● 2年生 リーダー 佐藤 優さんからのレポート |
本日の昼に一年生の4人と二年生の3人で話し合いをしました。
今回は学生たちで、一年生へ説明と今後について話しました。
予定の合う昼休みにご飯を食べながら交流を深めようと思い、学生だけでやらせて
いただきました。
学生たちも予定を空けて集まれる日がまたありましたら是非アドバイザーをお願い
します
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【今回の話し合いの結果】 |
・グリーンツーリズムについてよく理解していないため、まずグリーンツーリズム
を知りたい。
・東京タワーあたりを東京観光(地方の人が多いため)(仲を深める)
・伝統品を広める(まずは体験から)
・下町の地域復興
・学生の地元の町復興
・やはり、土日に予定がいきなり入れることはできない。
・広い分野ができるとおっしゃっていだが、具体的に何があるのか知りたい
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■ 第2回目のまとめ |
◆ 前回確認した、『グリーンツーリズムに絞って内容を確認する』ことを念
頭に検討してもらった内容ではなく。
また、少ない情報量の中で分からないなりに、考えが浮かんだ内容とす
おに感じた疑問の羅列となり、振り出し戻ってしまった感が強い。
配付を依頼した検討用資料も、配布されていなかった。
リーダーに理解してもらうための説明確認が完全で無かったことを反省。
リーダーも迷いながら、リーダーなりに、学生で何とかみつけたいと努力してく
れました。
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第3回 検討会 |
2017年7月6日 |
● 当日の検討会資料として作成したレジメ |
◆ 6月26日 の話し合いの結果の質問への回答と質問 |
1.グリーンツーリズムについてよく理解していないため、まずグリーンツー
リズムを知りたい。
◇ ⇒ 参照 都市農山漁村交流活性化機構作成交流ハンドブック
2.東京タワーあたりを東京観光(地方の人が多いため)(仲を深める)
◇ ⇒ 何の目的、何を、どのようにしたいのか
3.伝統品を広める(まずは体験から)
◇ ⇒ どこの地区の何を、何の目的で、どのようにして
4.下町の地域振興
◇ ⇒ 下町も広い、何を目的に、どこの地区、どんな内容で
5.学生の地元の町復興
◇ ⇒ 島根、宮城、宮崎、長野?
どのようなことを、いつ頃、誰が
6.やはり、土日に予定がいきなり入れることはできない。
◇ ⇒ 皆さんのスケジュール。いつなら、できますか?
居ながらにして、出来ることは、報告書作成くらい。
7.「広い分野ができる」内容は?具体的に何があるのか知りたい
【社会人の地域振興の課題に取り組み事例】
1)地域の埋もれていた農産品・伝統料理などの発見再生
2)地元の人たちと一緒に体験イベント開催
3)旅行商品化向けて、旅行会社との交渉、セールス、販売
4)地元の活性化に向けての人材育生セミナー開催
5)サービス「おもてなし」セミナー開催
6)道の駅・直売所売上アップアドバイス
7)旅館・ホテル立て直し、レジャー関連施設アドバイス
8)民泊受入経験が無い地区で、ゼロから、誘致、全国販売
9)市場調査、等々
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● リーダー 佐藤 優さんからの7月6日ミーティング報告書 |
◎ はじめに |
7月6日に東洋大学にて今後の活動内容についての話し合いを行った。
長坂さん、松井さん、2年生2人、1年生3人の計7人で行った。話し合い
での内容、今後の活動についてまとめる。 |
◎ グリーンツーリズムを知る |
学生だけで話し合った際に、グリーンツーリズムを深く知らないという声が
多くあがったため「グリーンツーリズムへの理解を深める」ことが一つの課題
であった。
「都市農山漁村交流活性化機構」が作成したグリーンツーリズムハンドブック
を使用する。
まず、一通り各自で読む。次に定例会内で約30分を使い社会人の方々からレ
クチャーをしていただく。
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◎ 下町の地域振興 |
まず、学生からの案で、東京観光・伝統工芸品を広める・下町の地域振興が出
ていた。これらをまとめて「下町の地域振興」とする。その地を訪れて観光する。
また、その地域の伝統工芸品について調べる。
場所は「御徒町から蔵前」である。 |
◎ 今後の活動 |
学生が各自「御徒町から蔵前」について調べる。
まず「知る」ことを積極的に行う。
その後は、現地に行くことや、課題を見つけその問題解決に取り組む。
地元の人との交流をする |
◎ 最後に |
長坂さんと松井さんの話し合いから、活動と事業の違いについて分かった。
学生らが、目標を持ち時間・お金をやりくりしなければ事業にすることは出来な
いと感じた。
一人一人が意識を持って行動し、また社会人の方々からの協力も受けながら学
生同士でも協力し、責任感を持って取り組んでいきたい。 |
■ 第3回目のまとめ |
グリーンツーリズム活用で地域活性化を目指すはずだったが、話合いの中で学生
の皆さんが知識・経験不足もあって各事例に沿って、明確に「これだ」という説明
発言ができず、話題が本論からずれがちになり、まとめるのが難しい状況でした。
また、改めて仕切り直しの考えも有りましたが、事業として推進してゆく時期
を考えると、これ以上、時間が取れないと判断。
結論として、
学生に地域振興というの一例として、5月第143回『まちむら興し塾』のテ
ーマになったのが、御徒町から蔵前地区振興のためのイベント「モノマチナイン」
の活動でした。
地域振興の事例としては始めて聞き、唯一、語れる内容だけに、頭から離れず、
すぐ思いついたことと、
また、前述の学生の疑問6で述べているように遠隔地での事業では、交通費が
かかるのではという心配と自分たちの多くの時間を裂かなければならないという
本音を強く感じたため、議題としたグリーツーリズムはあきらめ、下町の江戸の
民芸工芸品を軸にした下町振興にしようと決断しました。
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◆ 佐藤さんに訂正の依頼 |
報告書に書かれている、アイテムを「御徒町から蔵前の振興」の調査をする。
というエリアの絞り込みとした結論ではない。
「御徒町から蔵前」エリアではなく、下町全体を見渡し、興味があって事業
になりそうなアイテムを検索、調査して、持ち寄ることと訂正を依頼する。
⇨ 後日、リーダーとして学生の皆さんに訂正するという連絡はしていなかった
ことが判明。
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第2回 検討会参加者ダー |
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松井さん |
リーダー 佐藤さん |
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朝山 さん |
丸田 君 |
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坂井 さん |
田中 さん |
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第4回 検討会 & 第145回『まちむら興し塾』 |
2017年7月19日 |
● 未だに定まらず 続く試行錯誤 |
何回も確認したはずなのに、理由が分かりませんが、思考範囲が一つの
「蔵前から御徒町」
から離れず、一方では、何をどのようにして調査するのかも分からない様子。
更に、下町という定義する地域の地名を聞いても場所の特定すらできない状況。
質問 → テーマに選んだ「江戸の伝統工芸品を」どうしたい?
回答 → 「何らかの手段で広めたい」(具体的な目標は無し)
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● 今までの経緯を整理・説明 |
→ 先ず、各自が下町全体を見渡し、下町の伝統工芸品の中から魅力を感じたア
イテムを調べ・選択 → テーマを考えて提案 |
→ 全員でアイテムを持ち寄り → 協議 → 絞り込み |
→ どのようなテーマで事業化するのかを協議 |
● 東京の下町の定義 |
東京の下町について、歴史的な背景ゆ現在、下町といわれているエリアなどを
松井さんが説明。 |
◇ ⇒ 参照 一人暮らしの引越し生活 ホームページ
東京の下町ってどこ?そして山の手は? から引用 |
元々は、街の海沿い川沿いの低い土地に広がる街を下町、それに比べて高台に
ある丘陵地域の街を山の手と呼んでいたとされています。
◎ 東京の下町の歴史
徳川家康は、江戸の街を造る際、まず高台に大名や上級武士の屋敷を建て、
一面に広がる低湿地帯は埋め立てして、商工業に携わる人々を住ませました。
当初の下町は、神田周辺の庶民が住むことにされた限られた地域でした。
山の手は丘陵地に武家地寺社地が多くあったことから、下町の人々に山の手
と呼ばれ始めたのです。
明治になってから、浅草のような郊外にも商工業従事者の庶民が住み着くよ
うになって幅広く下町と呼ばれるようになったのです。
◎ 東京で呼ばれている下町
東京において下町と呼ばれている地域に、日本橋、京橋、神田、下谷、浅草、
本所、向島、深川等があります。
◎ イメージで呼ばれている下町
情緒ある街並みのイメージから、下町と呼ばれている地域や街の風景等で下町
にしてしまう場合もあるのです。
◎ 下町とイメージされるワード。
人情、おせっかい、寅さん、祭り、縁日、神社、路地、打ち水、長屋、建て
込んだ住宅、こじんまりした商店街等。情緒ある古き良き町。
◎ 住んでいる人で呼ばれている下町
昔から低い土地には商工業者が多く住んでいたことから、逆に商工業者の多
い地域を下町と呼ばれる場合もあるのです。
それに対し、大名、上級武士、寺院等は高台に住み、中級下級の武士はこの
周囲を取り囲んで住んでいたのです。
より庶民的な業種の人々が住んでいる地域が、下町であったのです。
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● 江戸の伝統工芸品の現状の説明 |
伝統工芸品そのものは、製作者の数も少なく、文化財的な存在のものも多く、
しかも高額で、体験などを含めて、われわれの事業を理解して、参画しても
らえるか、交渉してみないと分からないが、難しい。
また、「モトマトナイン」を含めて既に事業化されて、自治体としても、いろ
いろなイベントで実施されていて、我々の入り込む余地はほとんど無い。
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東京伝統工芸品 40東京都 産業労働局 商工部ホームページより
40の伝統工芸品が東京都の伝統工芸品として指定されています |
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江戸 切子 |
江戸木目込み 人形 |
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江戸 鼈甲(べっこえ) |
江戸 指物(さしもの) |
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東京 七宝焼き |
東京銀器 |
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とし |
と江戸 簾(すだれ) |
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● 可能性を求めてスタートする。 |
学生の知識・経験不足から、判断のしようが無い中で、唯一、手かがりに選んだ
下町江戸工芸品を軸にした、下町振興を事業として、次のステップでスタートする。
1.下町エリアを台東区、江東区、墨田区、江戸川区を中心とする
2.上記エリアの伝統工芸品・匠を探し出す。
3.併せて、ツアーでは必要な、名物・伝統料理・店を探す。
4.アイテムを絞り込む
5.全員で、現地に行き調査・見聞・関係者の方々と話を伺う。
6.5.の結果を検証したたうえで判断する。
7.並行して、事業の魅力を高める手段として、学生なりの発想でのSNS等
の活用を含めてPR方法など、差別化できるものを模索する。
夏休みに入り、学生も多忙のようだが、できるだけ早く、絞り込み検討会を開催する。
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『まちむら興し塾』・参加者・二次会 |
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前列左から 初参加市川さん、長坂、飯田さん
後列左から 3年金谷さん、1年坂井さん、3年清学生幹事清水さん、2年佐藤さん
3年生高野さん、1年田中さん、1年丸田君 |
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松井さんのコメントを拝聴 |
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清水さん、市川さん、松井さん |
金谷さん、高野さん、佐藤さん、丸田君 |
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宮清水さん、市川さん、松井さん、 |
高野さん、佐藤さん、丸田君 |
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ご意見番 松井さん |
張り切り1年生 坂井さん、田中さん |
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初参加 市川さん |
学生幹事 清水さん |
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3年 高野 さん |
3年 金谷 さん |
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2年 佐藤さん |
1年 坂井 さん |
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1年 田中さん |
1年 丸田 君 |
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二次会 |
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